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語り:しろえび漁師
(とやま市漁業協力組合 代表理事 組合長)
道井秀樹さん
「しろえびの正式名称は『しらえび』といい、体長が約6センチと小さいながら、旨みやコクがギュッと凝縮されており、漁獲が成立するほど生息しているのは、国内でも富山湾だけです。
天然のいけすと言われる富山湾は、狭域的な地形であるため、資源を大切にしよう※という意識は昔からありました。海と山が近く、水のきれいな富山で獲れるものは、本当に美味しい。自然環境を守ることは、生活を守ることだと思い、山の植樹活動等にも取り組んできました。
湾に流れ込む立山連峰の雪解け水は、急流であるために水の表面温度が保たれ、海温の維持にも役立っています。この『ラジエーター効果』と呼んでいる現象は、同じく海と山が近い地形を持つ北欧でも見られます。特に漁業立国であるノルウェーと富山は共通点が多く、魚の種類が豊富で質も高いです。
しろえび漁は、底引き網漁で行われます。泳ぎの上手いしろえびは水深30~40m、深いところで300~400mの間を自在に移動するため、知識やカン、経験則に基づいて群れの動きを予測します。漁獲制限によって、漁に出る回数が限られるため、毎回が真剣勝負です。
富山湾のしろえび漁は、明治時代に漁師が誤って深海に網を投げ入れ、獲れたのが始まりです。大正から昭和初期は人力で網を引いていて、当時は小型網で網目も太く、水圧との戦いでした。漁船の機械化や底引き網の素材研究等、時代とともに漁も進化しています。
甘えびは成魚になるまで7年かかりますが、しろえびは約半年ほど。年1回産卵し、1個体2年サイクルで入れ
「漁の合間に、船上から眺める立山連峰は格別。特に冬から春先にかけて、雪を抱いた立山・剱岳の荘厳な美しさには、息をのむほどです」。
替わります。全国でもメジャーな魚介類が生息する富山で、湾内に原種が生息するしろえびは〝唯一無二〟の存在。アジア圏等世界の市場を見据え、どういった形で届けていくかを想定しながら、漁業に勤しんでいます。」
最後に、しろえび米菓「白・ささらや」について。
「白といえば、立山連峰に降り積もる雪も白。洗練された、高級感のあるイメージですね。富山湾のしろえび、富山米を使った日本の米菓として、誇りと信念を持ってブランドを育てていってください」。
商品紹介
富山湾の宝石「しろえび」をたっぷり使用。
オリーブオイルとほのかな酸味をプラスして
洋仕立てに仕上げた薄焼きのしろえびせんべい。
極薄ひとくちサイズのしろえびせんべいに
選び抜かれたこだわりの
洋素材・白素材を使用しました。
1枚つまんで味わって、2枚つまんで楽しんで、
3枚つまんで贅沢に。
チーズトリュフ
塩
白ごま
ゆず
白こしょう
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